2014年7月22日
【スキンケア大学】第9回 不眠、イライラ・・・ホルモンバランスの乱れが引き起こすメンタルの不調
人間関係やオーバーワーク、家事、育児…日々多くのストレスにさらされている女性。眠れない、イライラするなど病気というほどでもないので医者に行くほどではない、けれど何となく慢性的な不調や症状、ありませんか?今回はホルモンバランスの乱れからくるメンタルな不調や症状についてお話しします。
●眠れない・・・
昼間眠いのに、夜ベッドに入ると目が冴えてしまう。やっと眠れたと思っても夜中目覚めてしまう。翌日スケジュールがつまっているときに眠れないと、早く眠らなくちゃと焦って、よけいに眠れなくなることがありますよね。不眠の原因は多忙による疲労やストレス、生活リズムの乱れ等からくることが多いのです。
疲れがたまると自律神経のバランスがくずれ、交感神経(活動しているときに働く神経)が副交感神経(リラックスするときに働く神経)に上手く切り替わらなくなります。つまり常に身体が活動状態にになってリラックスできずに眠りにくくなるんですね。
また、PMS(月経前症候群)で不眠になることもあります。これは月経前に急激に増える黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響です。
また女性ホルモンと自律神経は互いに影響し合っているため、女性ホルモンの乱れが自律神経のバランスを崩し、それが原因で不眠症状が現れることも…。40代頃からは卵胞ホルモン(エストロゲン)が減ってくるため、その影響で不眠になることがあるんですね。
●不安・イライラする
原因や理由のわからない不安に襲われ、気力がなくなり、落ち込んでうつ状態になってしまう。イライラしてモノや人にあたってしまい、後で後悔する…。
仕事や家事、子育て等、頑張り過ぎて疲れをためこんでいませんか?身体が疲れているときは、心も疲れているもの。イライラがつのってきたら、ストレスがたまってきたサインです。
ストレスは自律神経の調整を乱し、月経不順や無月経などの婦人科のトラブル、自律神経失調症やうつ病などの心のトラブルを引き起こします。
月経前にイライラする人は多いものです。このイライラはPMS(月経前症候群)の症状の1つで、排卵後にプロゲステロン(黄体ホルモン)が急増することが原因です。完璧主義、几帳面、負けず嫌い、そんな女性ほど症状が強く出る傾向があります。
また更年期の症状として、イライラが現れることもあります。卵巣機能が低下してくるこの年代の女性は、女性ホルモンの分泌量が減ることで、精神的に不安定になりがちなんです。
女性は、体も心も、女性ホルモンの変化に左右されるものなのですね。
ホルモンバランスの乱れからくる不調はまだあります。続きは次回に!
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