【スキンケア大学】 第3回 女性ホルモンが減少するとどんな影響が出るの?

皆さまこんにちは!
私がスキンケア大学で「女性ホルモン美容研究家」として連載しているコラムの内容を、「こんにちは、シンリーです」でもご紹介しています!
私たち女性の美と健康を司っている女性ホルモンの分泌が乱れると、私たちの体はどうなってしまうんでしょう?今回は、「女性ホルモンの減少が私たちの体にどんな影響を与えるのか」がテーマです。
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本題に入る前に「女性ホルモン」について少し復習しましょう。「女性ホルモン」は2種類あり、1つは「エストロゲン」という肌や髪の新陳代謝を促し、ハリやツヤをキープしたり、バストを豊かにして「クビレ」をつくり、女性らしい体にする”美担当”。もう1つは「プロゲステロン」といい、子宮内膜を厚くふかふかにしたり、体温をあげるなど妊娠を維持するために働く”母なるホルモン”。
この2つのホルモンが定期的に分泌され、心身が安定しているのがホルモンバランスが整った状態です。不規則だったりどちらか一方が優位な状態に振り回されることを「ホルモンバランスが悪い」と言います。この女性ホルモンのバランスが乱れると、私たちの体にどんな影響がでてくるのかでしょうか?

まずは、お肌。
「女性ホルモン」はコラーゲンを増やして弾力を維持したり、水分を保つなどお肌を若々しく保つ働きがあります。ホルモンバランスが崩れることで、コラーゲンが低下し、お肌の水分量が減り、「たるみ」「シワ」「乾燥」を引き起こします。「以前使っていたスキンケアが合わなくなった」と思った場合は、これまでのケア法を見直してみることも大切。これは髪にも言えることで、「髪の乾燥」や「抜け毛」には女性ホルモンの影響大。頭皮の潤いやハリを保って髪を支えているからです。
「女性ホルモン」の分泌が急激に少なくなる閉経後は、「たるみ」「シワ」「乾燥」といったお肌の変化を一番感じるところです。また、閉経後には、お肌だけではなく、「お腹ポッコリ」のほか、全身たるみやヒップダウンといった体形変化も起きてきます。さらに忘れてはならないのが、外見だけでなく体内でも大変化が起こっていること。閉経以降はホルモンの恩恵が受けられなくなり動脈硬化や骨粗しょう症などの生活習慣病などのリスクがグンと上がるので生活習慣を見直しましょう。
次回は、ホルモンバランスが乱れる・減少すると起こり得る体調の変化をさらにご紹介します。

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