【スキンケア大学】第26回 20代30代の女性に急増中!放っておくと危ないプチ更年期

ほてり、手足の冷え、頭痛、肩こり、イライラ、疲れやすい、無気力感…まさか、もう更年期障害が始まったの?と心配する若い女性が増えています。20代、30代が陥りやすい「プチ更年期」は、不調の状態をそのままにしておくと、症状が辛いだけではなく、さらに深刻な事態にもなりかねません。メカニズムを正しく知って、きちんとケア&予防していきましょう。


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更年期障害の原因は卵巣の老化
そもそも更年期とは、閉経前後5年くらいの時期を指し、年齢的には45歳?55歳くらいの時期をいいます。この時期になると、卵巣機能が衰えエストロゲンの分泌が徐々に少なくなります。この変化に脳は混乱し、何とかホルモンを分泌しようと指令を出し、興奮状態になった脳が自律神経を刺激してしまうのです。
このホルモンバランスの変動や、自律神経の乱れの影響が、つらい症状として現れることを「更年期障害」と呼びます。では、卵巣機能が老化していない若い女性に、なぜ「更年期障害」のような症状が出るのでしょうか?
実は全くの別物である「プチ更年期」と「更年期障害」
「プチ更年期」は、女性ホルモン分泌の司令塔である視床下部が、ストレス・過剰なダイエット・不規則な生活・過労などによりダメージを受け、女性ホルモン分泌の指令をうまく出せなくなることが原因です。症状は似ていても、卵巣機能の老化が原因である「更年期障害」とはメカニズムが違うのです。
その不調、放置すると危険!
「プチ更年期」の症状をそのままにしておくと、女性ホルモンの分泌が低下した状態が続き、そのまま卵巣機能が衰えてしまう可能性があります。不妊症になってしまったり、本当に閉経してしまう場合も。
また、いずれ本当の更年期になった時に、症状が重く出てしまったり、将来骨粗しょう症や動脈硬化になるリスクも高くなると言われています。冒頭のような症状があって、月経が3か月以上止まっている場合は要注意!今すぐに身体を整えてあげることが必要です!!

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