2014年6月20日
【スキンケア大学】 第1回 そもそも女性ホルモンって何?
皆さまこんにちは!
私は今、118名のドクターが所属するスキンケア情報サイト「スキンケア大学」で、「女性ホルモン美容研究家」として、コラムを書いています。このコラムでは、女性ホルモンがもたらす女性の美、健康、心、お肌との関係などのさまざまな切り口で、体の内から外から、あなたのビューティホルモンをアップする情報をお届けしています。この「こんにちは、シンリーです」でも皆様にご紹介させていただきますね。
女性ホルモンを制するものは、「美」を制する!
きちんと女性ホルモンを知って、より効果的なエイジングケアをしましょう。
私たちの美と健康に守ってくれる女性ホルモン。
でも、女性ホルモンってそもそも何なのか、ご存知でしょうか?
言葉はよく聞くけど、実はよく知らない方も多いのではないでしょうか。
第1回は女性ホルモンの基本の「き」。女性ホルモンの正体について学びましょう。
「ホルモン」とは体内で作られる化学物質です。その種類は、「成長ホルモン」「甲状腺ホルモン」「男性ホルモン」「女性ホルモン」など、なんと数百種類も存在しています。
それぞれが異なる働きを持っていて、体の健康を保つためにいろいろな機能を調節している、一種の潤滑油のようなものです。中でも、脳からの指令で卵巣から分泌される2つのホルモンを女性ホルモンといいます。美容、妊娠、出産など、女性が女性であるために欠かせない要素です。
2つの女性ホルモンのうち1つは「エストロゲン」といい、お肌や髪の新陳代謝を促し、ハリやツヤをキープしたり、バストを豊かにして「クビレ」をつくり、女性らしい体にする”美担当”。
もう1つは「プロゲステロン」といい、子宮内膜を厚くふかふかにしたり、体温をあげるなど妊娠を維持するために働く”母なるホルモン”です。
この2つがバランスよく適度な関係を持つのが大切なのです。
では、女性ホルモン分泌のピークはいつなのでしょうか?
女性ホルモンは、10代の思春期からグッと増え始め、20代後半から30歳でピークに。それ以降は卵巣の力は少しずつ低下していき、30代後半で老化が加速し、40代後半で激減します。
また、その分泌量は一生のうち、かき集めてもティースプーン1杯分と言われています。そんな微量でも、私たち女性の体に大きな影響をもたらします。しかも、この量は、毎日きちんと体内で生成されている場合の話で、不健康な生活が原因でさらに減ってしまうこともあり得ます。
40年以上にわたって私達女性の体を守り、支配する女性ホルモン。毎月の月経、妊娠、出産、そして女性らしい体型やみずみずしい肌や艶やかな髪など。女性ホルモンの恩恵は絶大です。
でもこの恩恵は期限付き。いずれ女性ホルモンは激減し、働きを終える日「閉経」が訪れます。この閉経を挟んだ10年間が更年期と呼ばれる時期で、思春期と並ぶ大変動期。心身にいろいろな変化が生じます。ただそれは誰にでもおこる自然な生理的変化。
残念ながら、閉経をコントロールしたり、女性ホルモンの減少自体を止めることはできません。でも、この女性ホルモンのことをきちんと知って、しっかりケアすれば大丈夫!
女性ホルモンを味方につけて、美と健康を守りましょう!
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