2013年10月17日
女性ホルモンバランスと更年期障害の関係
こんにちは、シンリーボーテスタッフのタカ子です。
前回のビューティーホルモンアップ塾では、女性ホルモンバランスが乱れるとは具体的にどんなことか?をお話しました。
簡単に復習すると…
女性ホルモンは脳からの命令により、卵巣から分泌されること。
女性ホルモンバランスが崩れる原因は、その命令伝達ルートのどこかに問題があること。
でしたね。
女性の不調のひとつとして知られている「更年期障害」も、この伝達ルートの乱れから来ています。
女性は通常、50歳前後で閉経を迎えます。
そして、閉経時期が近づく40代後半あたりから、女性ホルモンの分泌器官である卵巣の機能は徐々に衰えてきます。
すると、脳が「女性ホルモンを出せ」という命令を出しても、卵巣がそれに追いつけないという事態が起こります。
命令を出したのに女性ホルモンが分泌されていないと気付いた脳は混乱して、さらに命令を出し続けます。
でも応えられない卵巣…
こうして、女性ホルモン分泌のためのバトンリレーのバランスが、どんどん狂ってしまう。
これが更年期障害の原因だと考えられています。
卵巣に指示を出している視床下部という部位は、自律神経も司る場所。
なのでこの部位のバランスが狂うと、自律神経にも影響が出てきます。
自律神経は内蔵や体温調整など、体の中で自分の意思とは無関係に動く部位を司る神経。
暑くなると汗をかきますが、これは私たちが自分で「汗をかくぞ!」と思って起こしていることではないですよね。
このように自動的に起こる変化をコントロールしているのが自立神経です。
この神経がうまく働かないと、体のほてりや発汗、動悸、血圧の異常などの症状が表れます。
さらに、自律神経は精神的な変化とも大きな関係を持っているので、イライラや不安感などの心理的な問題も出てきます。
こうした、女性ホルモンバランスの乱れから来る心身の症状を、更年期障害と呼んでいます。
最近では、過度のストレスから女性ホルモンバランスを崩し、更年期障害に近い状態に陥る若い女性も増えていると言われています。
20代や30代の若い女性であれば、卵巣はまだまだ元気なはず。
でも、心身のストレスから自律神経が上手に働かなくなり、卵巣に命令を出す視床下部の働きのほうが弱ってしまうのです。
女性ホルモンバランスを整えることは、いきいきとした毎日を送るためにとても重要なこと。
ちょっと無理してるかな?と思ったら、時には自分をいたわることも忘れないでくださいね。
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