2014年7月12日
“ふわもち”赤ちゃん肌とセラミドの関係
こんにちは。シンリーボーテスタッフのマイコです。
育児で毎日赤ちゃんと接していると実感するのが、
赤ちゃんのお肌って、本当に”ふわふわ”で”もちもち”していること。
ポツポツ毛穴も見えないし、
ひっかき傷や湿疹も一日寝れば治っているほど新陳代謝が活発です。
息子を眺めながら、
「大人もこんな赤ちゃん肌になれたらいいのに・・・」
とうらやましく思うこともしばしば。
赤ちゃん肌は、ぷるぷる潤い肌の代名詞とも言えますよね。
ところが、実は赤ちゃんは「乾燥肌」でもあるのです。
乾燥や外部からの刺激から肌を守る「角質層」の薄さが、
赤ちゃんは大人の半分しかないと言われています。
だから、肌の水分は奪われやすく、刺激に対してもとても敏感。
おむつかぶれや、湿疹が出やすいのも「角質層」が薄いためです。
では、なぜ「乾燥肌」なのに、ぷるぷるに感じるかというと、
体内の水分量が、赤ちゃんと大人とでは違うからなのです。
(赤ちゃんは体内水分量が80%、大人は65%?70%と言われています。)
さらに「角質層」にも違いが。
肌の「角質層」は、角質細胞が何層にも重なっていて、
「細胞間脂質」というものが細胞と細胞の隙間を埋めています。
この「細胞間脂質」の5割を占めているのが「セラミド」。
「セラミド」は、水分を抱え込み、蒸発を防ぐ働きをするので、
肌がみずみずしい状態であるために、とても重要な役割を担っています。
また、角質細胞をしっかりつなぎとめ、紫外線や刺激からお肌を守ってくれる、
「バリア機能」も果たしています。
この「セラミド」の量は、赤ちゃん時がピークで、年齢を重ねるごとに減少し、
50歳代では、10?20歳代の約半分にまで減少すると言われています。
「セラミド」の減少が原因で、うるおいを保持する力やバリア機能が低下、
乾燥やシワといった肌老化が進んでしまうのです。
大人が赤ちゃん肌を目指すなら、減ってしまう「セラミド」を補給することが大切。
ちなみに「セラミド」は、洗顔やクレンジングで強く擦ったりすると消失の原因になります。
合成界面活性剤といった強い洗浄効果があるものも、「セラミド」を奪ってしまうので、
洗顔やクレンジングの時は、お肌に過度の刺激を与えないよう注意しましょう!
先ほど述べた通り、赤ちゃんも実は乾燥肌なので、保湿が必須。
健診などでも保湿ケアしっかりしてくださいね、と言われましたが、
同じ乾燥肌でも、大人とは乾燥のメカニズムが違うので、当然対策法も異なりますよね。
エイジングケアでは、年齢に応じて自分の肌にあったケアを見直しましょう、
と提唱されていますが、赤ちゃんと大人の「乾燥」の違いを考えると、
確かにそうだなぁとしみじみ・・・
数年後、お話できるようになった息子から、
「ママのお顔、かさかさだね?」と言われないように、
セラミド補給、私もしっかりしていきたいと思います!
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