【天然アロマオイル】ローマカミツレ油について

こんにちは、シンリーです。

この度の東北関東大震災にあたり、被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げるとともに、皆様の安全と一日も早い被災地の復興をお祈り申し上げます。 

毎日震災のニュースをテレビで見るにつけ、心が締め付けられるような思いがします。日々の報道に精神的ダメージを受け、神経科に行く方が増えたとも言われています。
そんな時、心を落ち着かせるのにとても有効なのがアロマオイル。私も毎日アロマを焚いて、心を落ち着かせています。

天然アロマオイルは、シンリーボーテの重要な成分の一つです。
シンリーボーテは、様々な精油に対しそれを嗅ぐことによる女性ホルモン分泌量の変化を測定し、200種類以上もの中からもっとも効果の高い組み合わせと配合比率を検証してたどり着いた、ラベンダー油、オレンジ油、ローマカミツレ油、ベルガモット果実油、ゼラニウム油、この5種類をブレンドして組み合わせた100%天然アロマオイルを配合しています。

今回は、ローマカミツレ油(ローマンカモミール)についてお話しします。



作用が穏やかで鎮静作用に優れた精油

ギリシャ語で、「大地のリンゴ」という意味の名をもつカモミールは、近くに生えている植物の病気を治して元気にする働きもあることから、「植物のお医者さん」とも呼ばれています。なかでも青リンゴを思わせるローマンカモミールの甘酸っぱい香りは、ジャーマンカモミールりよもマイルドで、鎮静作用にすぐれています。


精油のなかでもとくに作用が穏やかで、子どもからお年寄りまで幅広く利用することができることから、ラベンダーとともにもっとも人気のある
精油の一つと
なっています。まるで、子どもを守る母のようにやさしく安らかな眠りへ導くため、ヨーロッパでは寝つきが悪かったり、かんしゃくを起こしている子どもに用
いられ、「女性と子どものための精油」と呼ばれて親しまれています。古代エジプトでは、このハーブを熱病を治す聖なる植物として太陽神へ捧げていたほか、僧侶たちは抽出液を神経系の病を治す薬として用いていたといわれています。

身体にはジャーマン、心にはローマンのほうがより効果的に作用するといわれます。

カモミール は、体に対しても効果的。カモミール の 精油 には、鎮痛作用があるので、神経性の筋肉痛、頭痛、片頭痛、歯痛、耳痛、神経痛、月経の各種障害にも有効です。

カモミール・ローマン

学名:Anthemis nobilis
科名:キク科
抽出部分:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
揮発度(ノート):ミドルノート
香の強さ(ブレンディングファクター):中?強 (1?3)
おもな産地:イタリア、フランス、イギリス

効用・効能・特徴

心への作用
・鎮静作用 ・坑うつ作用 ・催眠作用 

体への作用
・鎮痛作用 ・坑炎症作用 ・坑アレルギー作用 ・自律神経調整 ・強壮作用 ・抗痙攣作用 ・抗感染作用 ・抗神経痛作用
・駆風作用 ・消化促進作用 ・眼部機能促進作用 ・健胃作用・月経痛やPMS、更年期のトラブルなど婦人科系に。

肌への作用
・ニキビ、皮膚炎、湿疹、じんましんに ・乾燥肌、肌荒れの改善。肌の弾力性を高める ・ほとんどの皮膚質のスキンケアに対応。

その他の作用
・駆虫作用

月経周期を整え、生理痛を和らげ、月経前の緊張や更年期障害にも効果が期待できる カモミール。カモミール には、その他にも、胃を緩和させてくれる効果、胃炎、下痢、疝痛、消化性潰瘍、嘔吐、腸内ガスの滞留に働きかけます。また、肝臓障害、性尿路、黄疸などの、色々な不調にも効き目があるといわれています。

カモミール の エッセンシャルオイル は、細菌と闘って体の防衛系を強化する白血球を促進する作用があるので、感染症の予防にも役立ちます。貧血にも効果があるといわれています

カモミールの精油(エッセンシャルオイル)は、女性が気になるお肌への作用も発揮します。敏感肌の方にもカモミールはオススメ

水泡、やけど、炎症をおこした創傷や潰瘍、おできにも効果があります。にきびや皮膚炎、過敏肌、摘疹、乾察、アレルギー症状など、どんな肌質の人もカモミール精油はよく合います。破れた毛細血管を治し、肌に弾力性を与えてくれ、また組織を強め、皮膚の洗浄剤としてもよく使われることもあります。乾燥肌やかゆみがあるときにも効果を発揮します。

次回は、ゼラニウム油について、お話しします。

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