【スキンケア大学】第31回 若い女性も要注意!薄毛や抜け毛の原因は女性ホルモン低下だった?!

髪を洗った後、排水口にごっそり髪の毛が…、最近分け目が目立つようになってきた、パサついてヘアスタイルがまとまらなくなってきた…。こんな毛髪トラブルに心当たりはありませんか?

肌と同じように加齢とともに衰えてしまう毛髪。でもそうした髪のトラブルは、年齢に関係なく、若くても抜け毛・薄毛などに悩む女性が増えています。
一口に薄毛といっても、頭頂部や生え際が薄くなる男性型脱毛症や、免疫機能の異常・ストレスが原因となる円形脱毛症など、様々なタイプがあり、それぞれメカニズムも異なります。

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その髪のトラブル、女性ホルモンが減っているからかも?!

こんな症状があったら、もしかしたら、その原因は女性ホルモンバランスの乱れかもしれません。

●髪の毛のボリュームがダウンして、ぺちゃんこになってきた
●分け目の地肌が目立つようになってきた
頭全体の毛髪が薄くなる症状は、中年以降の女性によく見られますが、若くてもストレスや過度なダイエットなどによってホルモンバランスが乱れ、このような脱毛症状が発生することがあります。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、髪の発達に大きく関わっているので、女性ホルモンのバランスが乱れると、髪にも影響が出てしまうのです。出産後に髪が大量に抜けたりするのは、まさに女性ホルモンと髪の密接な関係を示しています。

女性ホルモンが守っている髪のハリ・ツヤ

このような症状にも女性ホルモンが深く関わっています。

●髪が細くなってきた
●髪の毛のハリやコシがなくなってきた
肌の弾力成分として知られるコラーゲン。コラーゲンは髪の太さに影響しており、その生成を促進しているのがエストロゲンなのです。加齢やストレスなどによって女性ホルモンが低下すると、コラーゲンも少なくなるため、髪が細くなったり、ハリ・コシ・ツヤが失われたりするのです。

バリキャリ女子は若ハゲに要注意!

男性と同じようにバリバリと仕事をする”バリキャリ女子”。女性の社会進出は素晴らしいことですが、責任や労働量も男性並みの環境で働く女性の中には、強いストレスや不規則な生活で女性ホルモンのバランスを乱してしまう人も。
薄毛に加え、吹き出物が出る、ヒゲが生える、体毛が濃くなる、体臭が脂っぽい…などの「オス化」現象が表れたら、女性ホルモンが低下し、相対的に男性ホルモンの働きが強く出てしまっているサインです。男性ホルモンというと男性だけのもの?と思いがちですが、実は女性の体内にも男性ホルモンは存在し、本来はその作用が男性ほど活性化していないだけなのです。
男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンは、毛髪の成長を妨げ、抜け毛や薄毛を引き起こします。また、頭皮の皮脂分泌を促すので、毛穴に汚れが詰まりやすくなり、頭皮環境も悪化。バリキャリ女子で「若ハゲ」に悩む人は年々増えていると言われています。
髪のトラブルが起きると、育毛剤などで髪や頭皮に働きかけたくなりますよね。でも、女性ホルモンの低下が原因になっている可能性も大!髪に外側から栄養を与えるだけではなく、体の内側にも目を向けてくださいね。

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