寒いはずなのに私だけ暑い…。女性ホルモンと体温の関係

こんにちは、シンリーボーテスタッフのタカ子です。

寒いはずなのに、自分だけ汗をかくほど暑い…という経験、皆さんはありますか?
20代くらいだとあまりないのですが、30代や40代くらいになると、
ちらほらそんな”自分だけ暑い”経験をしたことのある女性が出てきます。
これ、決して太ったからとか体脂肪が多いとか、そんな理由ではありません。
体温調節の問題は、女性ホルモンとも関係しているんです。

私たちの体温をコントロールしているのは、自律神経と呼ばれる神経。
自律という名前のとおり、周囲の環境に合わせて、
オートで体温を上げたり下げたりしてくれています。
この自律神経を管理しているのが、脳にある視床下部という部位。
体温管理は、視床下部からの命令で行われているということです。
そして、この視床下部は、女性ホルモン分泌を司る部位でもあります。
女性ホルモンと体温は、共通の上司を持っているんですね。
だから、上司の調子が狂うと、両方とも調子を崩してしまう・・・
どちらかが問題を抱えると、上司の足を引っ張って、もう片方にも影響を与えてしまう・・・
という、ヤジロベーのような関係にあるのです。
本当は寒いはずなのに汗をかくというのは、
体温調節がうまくできなくなっているサイン。
女性の場合は、女性ホルモンバランスが崩れて自律神経に影響している可能性があります。
更年期障害の典型的な症状のひとつである「ホットフラッシュ」も、
女性ホルモンバランスの乱れによる体温障害。
暑くないのに、突然大汗をかいたりのぼせてしまう症状のことです。
通常は、閉経間近の女性に出る症状ですが、
若年性更年期といって、30代からの女性に起こることも。
最近、暑さ寒さの感覚がちょっとおかしいな・・・?と感じたら、
女性ホルモンバランスが崩れてしまっているのかもしれません。
体の不調は、頑張りすぎないでという体からのサイン。
ストレスを抱えたり、無理をし過ぎていないかどうか、
自分をいたわってリラックスさせてあげてくださいね。
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