2012年8月22日
生理前のイライラ・肌荒れの原因は?女性ホルモン、プロゲステロン
こんにちは、シンリーボーテのタカ子です。
今日は女性のお肌の調子に深く関係している女性ホルモン、プロゲステロンの働きについてご紹介します。
プロゲステロンは、女性が妊娠して出産するために欠かせないホルモン。
月経周期をコントロールしたり、妊娠を維持して無事に赤ちゃんが生まれるまでをサポートしたりする大切なホルモンです。
ですが、良いことばかりではなく…
生理前の肌荒れ、ポツンと出てくる大人ニキビ、体のむくみ。
こうした女性特有の悩みに深く関わっているのもまた、プロテステロンなんです。
女性の体の中では、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが分泌されており、その分泌量は一定の周期を持って互いに変化しています。
生理前は、プロゲステロンの分泌量が増える時期。
女性の心身は、プロゲステロンの影響を大きく受けます。
プロゲステロンはれっきとした女性ホルモンですが、男性ホルモンによく似た作用も持っていて、お肌の皮脂分泌を活発にします。
だから、肌がいつもより脂性に傾いて、ニキビができやすくなってしまうんですね。
肌が敏感になり荒れやすくなるのも、皮脂量と水分量のバランスが崩れてしまうため。
また、プロゲステロンは妊娠を維持する目的を持ったホルモンなので、受精卵を守るために体に脂肪や水分を溜め込もうとする作用があります。
その結果、体がむくみやすくなったり、便秘になったり、妙に食欲が増したり、ダイエットの効果が出にくくなったりするのです。
プロゲステロンが優位になっている期間は、心身を安定させる女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減るということでもあるので、精神的にもイライラしたり、無気力になってしまったりと情緒不安定になりがちです。
うーん、何とも悩ましいプロゲステロンの作用の数々!
でも、どれも妊娠・出産を無事に果たそうとする目的あってのこと。
体に栄養を溜めるのも、男性的になり攻撃的になるのも、すべては母親として赤ちゃんを守ろうとする女性の体の本能なんだということです。
女性の8割以上が、生理前の不快な症状を経験していると言われていますが、「あ、私は今プロゲステロンの影響を受けてるんだ!」と理解していれば、少しは気持ちも楽になるのではないでしょうか?
女性に生まれた以上、女性ホルモンとのお付き合いは一生もの。
理解を深めて、上手に付き合っていきたいですね。
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