角質を落とし過ぎて、自ら敏感肌になっていませんか?

こんにちは、シンリーボーテスタッフのタカ子です。

年齢が上がると、メイクよりも基礎化粧のほうに興味が移っていきませんか?
私は30代中頃ですが、最近は友人と話していても、
メイク用品より基礎化粧品やスキンケアの話題のほうが盛り上がります。
学生の頃は逆だったのですが・・・
コスメ談義の変化にも、年齢を感じてしまいます^^;
さて、基礎化粧品に目が向くと、若い頃はあまり考えていなかった「洗顔」の重要性に目が向くようになります。
今までは美容液やクリームにばかりお金をかけていたのが、
だんだんとクレンジングや洗顔料にもこだわるようになってくるんですよね。

実際、汚れを落とすことは、とても大切なスキンケアの最初のステップです。
床にワックスをかける時も、まず床を掃除するところから始めますよね。
汚れた床にワックスを塗っても、汚れが拡大するだけです。
なのですが・・・
洗顔を重視するあまり、逆にお肌にとって毒となるケアをしてしまっている人が、大人の女性ほど多いように思います。
彼女たちが陥ってしまう間違い、それは汚れの「落とし過ぎ」。
潔癖なまでに汚れを落とそうとして、逆に肌を傷めてしまっていることがあるんです。
角質は肌の汚れだから全部落としたほうがいい、
と思っている人は要注意ですよ!
肌にとって悪いものと誤解されがちな角質ですが、決してそうではありません。
角質は何層にも積み重なって肌を守るバリアの役割をしており、
これがないと肌を外部の刺激から守ることができません。
落とさなければいけないのは、あくまでも不要な古い角質のみ。
角質そのものは、肌にとって必要なものであるということを覚えておきましょう。
スクラブや剥がすタイプのパックは角質を落とすのに有効ですが、
肌がヒリヒリするほど使うのは逆効果。
強すぎる洗浄力は、健康な角質層にまでダメージを与えてしまいます。
必要な角質を無理やり剥がすことは、現在の肌にダメージを与えるだけでなく、
未来のお肌にまで悪影響を及ぼす行為。
健康な角質が不足すると、お肌は角質を早く補充しなければ!と、
まだ育っていないな細胞まで送りだします。
イメージするなら、研修生ばかりで一人前の社員が誰もいないオフィスのような状態。
こんな状態ではお肌のターンオーバーは乱れてしまい、
摩擦で傷ついた角質層がますますガタガタになる、という悪循環に陥ってしまうのです。
角質は肌を守る防護壁。
これがなくなると肌のキメが乱れるだけでなく、ちょっとした刺激でもダメージを受ける敏感肌に傾きます。
現代女性に敏感肌の方が多いのは、洗い過ぎによる角質の取り過ぎもあるのではないでしょうか。
特に今のような季節の変わり目は、お肌が敏感になりやすい時。
あまりゴシゴシ洗うと、必要な角質まで落としてしまい、
どんどんお肌を傷めてしまいます。
角質は肌の汚れではなく、健康なお肌に不可欠な一員。
クレンジングや洗顔の目的は汚れを落とすことが一番ですが、
必要な潤いを守って洗うことも同じくらい大切です。
必要以上の洗浄や角質除去は、逆にお肌にとって毒だということを忘れないでくださいね。
何事も、やり過ぎは禁物ですよ!
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