2種類の女性ホルモンが、お肌の調子の波を作る

こんにちは、シンリーボーテスタッフのタカ子です。

皆さんは、毎月の中で、お肌の調子がよかったり、悪かったりという波を感じることはありますか?
月経前に吹き出物が出やすくなったり、肌荒れしやすくなる女性は多いですよね。
そして月経が終わると、また肌の調子が良くなってくる…
こうしたお肌の調子の波には、女性ホルモンが大きく影響しています。

女性の体では、プロゲステロンとエストロゲン、2種類の女性ホルモン量が常に変化しています。
そして、優位にある女性ホルモンの特性が、お肌の調子にも現れてくるんですね。
まずは、2つの女性ホルモンの働きから復習しましょう。
プロゲステロンは妊娠・出産を支える女性ホルモン。
妊娠前には受精卵を受け入れるよう子宮のベッドを整え、妊娠後には出産の日まで赤ちゃんを守れるよう働きかけます。
そのため、プロゲステロンが優位になると、体は水分や栄養を溜め込みやすくなります。
月経前や月経中に体がむくんだり、ダイエットしても痩せにくくなるのはこのせいなんですね。
また、気持ちがイライラして攻撃的になるのも、子どもを守るための本能から来るもの。
動物もそうですよね。
私は、生まれたばかりの子猫をなでようとして、怒った母猫に思いっきりガブリ!とやられてしまったことがあります^^;
月経前の女性もこれと同じような状態だと考えると、ちょっと納得しませんか?
こんな風に、母体と子どもを守る本能を司っているプロゲステロンですが、妊娠せずに月経が終わると、今度はエストロゲンに選手交代!
エストロゲンは、別名を美肌ホルモンとも呼ばれて美容でも注目されているので、ご存知の女性も多いかもしれませんね。
エストロゲンは、女性が妊娠するように働きかけるホルモン。
具体的には、どういうことかというと…
女性を美しく見せて、異性を誘惑するために作用します!
エストロゲンが優位になると、お肌は潤い、髪や爪もツヤツヤに。
イライラ落ち着かなかった気持ちも、明るく前向きになってきます。
さらに腹部に脂肪が付きにくくする働きもあるため、ウエストがキュッと締まった女性らしいボディラインに近づきます。
うーん、いつもエストロゲンだけが優位なら…と思ってしまうほど、女性には嬉しい効果ばかりですね。
女性は常に、こうした女性ホルモンバランス変化のただ中にいます。
なんとなく調子が良い・悪い、ではなく、自分が今はどんなホルモンバランス状態にあるかを把握することは、健康管理にも大切なこと。
ホルモンバランスの変化と上手に付き合えば、その時に合わせたスキンケアや食生活で、毎日をより活き活きと過ごすこともできますよ。
女性であっても意外と知らないことも多い女性ホルモンの種類や働き、ぜひ一度目を向けて、自分のリズムをつかんでみてくださいね。
« »

 

バックナンバー