30代・40代・50代 年齢別の女性ホルモン対策とは

こんにちは!シンリーボーテスタッフのルミ子です。
今年もあと残すところ数日。皆さまにとってどんな一年でしたか?
今回のコラムは年齢別に女性ホルモンの対策についてお話ししたいと思います。

 

【30代】
30代の方はまだまだ無理が効くので油断しがちですが、この時期にいかに丈夫な基盤をつくっておくかが、大事なカギになります。

 

先ず重要なのは、きちんとした体のベースをつくるために、たんぱく質と鉄を十分に摂っておくこと。

 

30代の女性で月経不順やひどい月経痛があったり、不妊の悩みを持つ方に共通するのはこの2大栄養素の不足です。

 

たんぱく質はコレステロールをつくるための大事な材料。つまり女性ホルモンには欠かせない要素です。

 

鉄は子宮内膜や血液に欠かせない栄養素です。日本人女性が月経で失う平均鉄分量は月に30mg。不足すると月経不順や不妊症どころか、頭痛やイライラといった不定愁訴に悩みつらい更年期を迎えることに。
せっかく摂るなら吸収率の高い“ヘム鉄”がおすすめです。

 

ほうれん草やプルーンといった植物性ではなく、豚や鶏のレバー類やあさり、カツオなどの動物性食品を積極的に食べましょう。

 

 

【40代】
老化を意識し始めるのがこの時期でしょうか。

 

精神的に不安定になり、分けもなく将来を悲観したりやる気が起きず、疲れがなかなか取れない。

 

40代になると卵巣機能が低下して女性ホルモンが坂道を転げ落ちるように減少していきます。

 

すると自律神経にも影響が及び、さまざまな身体的、精神的症状を引き起こすことになるのです。

 

このとき大事なのは、“女性ホルモンが低下するスピードをいかに緩やかにするかということ。”

 

ホルモンの減少を止めることはできませんが、緩やかにすることができれば、症状の度合いや頻度を抑制することが可能です。

 

そこで40代の女性にまず摂ってほしいのがビタミンEです。

 

ビタミンEには女性ホルモンを分泌する脳下垂体の働きを安定させることで、ホルモンバランスを維持し、女性ホルモンの働きをサポートしてくれる作用があります。しかも高酸化作用もあるので女性ホルモンの材料であるコレステロールの質を高めるためにも有効です。

 

そしてもうひとつ摂取して欲しい栄養素がイソフラボンです。
低下しつつある女性ホルモンの代役を努めてくれる栄養素ですから、女性ホルモンの低下を抑制し、さまざまな症状を出にくくします。

 

またイソフラボンには、骨のカルシウム流出を抑え、骨密度を維持する働きもあります。
骨粗鬆症に陥りやすくなる 50代に備えて積極的に摂るようにしましょう。

 

 

【50代】
ほとんどの女性が50代のはじめに閉経を迎えます。

 

人生も半ばを過ぎ、複雑な思いを抱く方も多いかもしれませんが、月経がなくなるメリットも多いにあります。

 

閉経後はこのストレスから解放され、鉄欠乏症も解消されるので、体調も良くなり美しくなる人が多いのです。

 

ですが、その前に乗り越えなくてはならないのが更年期障害です。

 

閉経をいかにうまく迎えられるかで、その後の健康が左右されます。

 

必要なのは女性ホルモンを助けるためのビタミンEとイソフラボン。骨のアンチエイジングのためのカルシウムです。

 

閉経後にイソフラボンを多く摂取することで、乳ガンの発生を予防できるというデータもあります。

 

 

とても繊細な女性の身体のメカニズム。
日々注意深く自分の体調の変化を観察して、今必要なもの、これからに備えて必要な物を取り入れてハッピーで明るい毎日を過ごしていきましょう!

 

 

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